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確定拠出年金

[ 社会保険関連用語 ] 2015年2月19日

確定拠出年金とは、個人が自己の責任において、個人又は事業主が拠出した資金の運用の指図を行い、高齢期においてその結果に基づいた給付を受ける年金制度のことです。
アメリカの内国歳入法401条(k)項に定められている確定拠出年金制度を参考に作られた為、「日本版401k」と呼ばれています。

 制度導入の背景として、少子高齢化の進展に伴う公的年金の財政悪化、高齢期の生活の多様化等により、公的年金を補う新たな年金制度が求められていたこと挙げられます。また終身雇用制度の見直しや、転職市場の拡大等、雇用環境の変化も大きな影響を与えました。

 年金の種類として、企業型と個人型があり、企業型は事業主が掛金を拠出し、個人型は加入者が掛金を拠出します。いずれも運用については、加入者が運営管理機関から提示された運用商品の中から運用の指図を行います。
 
この年金制度の特徴は、加入者が自分の判断で資産運用を行うので、毎月積み立てる金額は一定でも、その運用実績によって個々人で受給額に差が出てくる点です。また、現時点で自分の運用資産がいくらあるかを把握することが容易になります。
 転職においては、転職先の企業型に年金資産を移換することや、個人型に移換することが可能であり、新たな雇用環境に対応したポータビリティーの高い制度といえます。

※このページは2015年2月19日時点の情報を元に執筆されています。最新の情報とは異なる場合もございますので、あらかじめご了承ください。

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